足の指の骨折の治療期間と流れは?専門家解説

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歌島 大輔

歌島 大輔

スポーツ整形外科医師(非常勤)さくら通り整形外科
スポーツ整形外科専門医師(川崎市立井田病院・景翠会 金沢病院・さくら通り整形外科 各非常勤医師)として外来診療・手術を行っている。ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

足の指を骨折してしまった・・・
これから治療だが、
どのくらいの治療期間をみて、
どういった流れでやっていくのか?

ゆっくり丁寧に僕らも説明したいところですが、
どうしても、限られた診療時間内では、
説明不足になってしまいます。

そういった中で
補完できる情報を発信できればと思い、
この記事も書いております。

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

では、さっそくいきましょう。

 

 

まず、治療期間ということで、

「だいたい全治どのくらいになるのか?」
ということについては、こちらの記事で
その考え方をお示ししていますので、
参考にしてみてください。

足の指の骨折やひびで全治はどうなる?専門医解説

2016.09.25

カンタンにおさらいしておくと、

一般的に骨が完全にくっつくまでには3ヶ月以上かかるが、

いわゆる全治とは、
スポーツ選手であれば試合など
スポーツパフォーマンスに復帰する時期として
使われることが多いので、

それであれば、
全治2ヶ月、骨折の重症度によっては、
もっと早く復帰できることがある

というのが足の指の骨折の全治期間の特徴

というご説明でした。

では、もう少し具体的に治療期間をイメージできるように、
流れを追っていきましょう。

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受傷してから骨折と診断する日

開放骨折などの特に緊急性が強いものでなければ、
救急外来でなくても通常外来に
最速で受診できれば
(つまり、夜間であれば翌日の外来)
特に問題になりません。

しかし、仕事や学校などで、
病院受診をためらって、様子を見てしまうのは
オススメできません。

(仕事や学校を理由に夜間休日の救急外来を
コンビニのように使うのは、
現場目線からすると
それもやめていただきたい行為ですが・・・)

ということで、
できるだけ早い通常外来受診をしていただき、

その日にレントゲンを撮って、
多くの場合は骨折があれば見つかります。
(見つからない不顕性骨折というものもあります)

その時点で、医師が不安定性などを判断して、
固定をどうするか、テーピングにするか、
体重をかけていいのか、かかとだけで歩くのか
などを提案していきます。

これらの治療については、こちらをご参照してください。

足の指の骨折はテーピングで十分?その方法は?

2016.09.28

足の指の骨折はどう固定?固定が必要?専門家解説

2016.09.26

骨折診断日から1−2週間

骨折は最初が一番ズレやすい不安定な状態です。
そのため、
ここでは医師の指示を徹底して守り、
慎重に生活します。

固定を外してもいいと言われても、
慎重に動かさないようにしながら、

逆にまだ外しちゃダメと言われれば、
多少、臭くなろうとも
固定は外してはいけません。

骨折診断後、2週間から4週間くらい

この頃には少しずつ骨折部位が安定しますから、
レントゲンや診察結果で、
少し固定の徹底ぶりが緩んだりします。

もちろん油断大敵ですが、
できる範囲をしっかり確認の上、
通常の生活に徐々に戻していきます。

骨折診断後、3,4週以降

このあたりで固定を完全に外して、
動かしていいという指示がでます。

骨折の重症度が低ければ、
3−4週
重症な骨折であれば6週くらいが多いです。

動かし始めてから、
また骨折がズレるリスクがありますから、
痛みが強まってしまったりすれば、
早めに受診しましょう。

骨折診断後、5週以降

骨折した部位にも体重をかけていい
という指示が出ます。

やはり体重をかけるということは、
かなり骨折部位に負荷がかかりますので、

痛みが増すようであれば、
これも無理はせずに、早めに受診しましょう。

骨折診断後、6週以降

体重をかけても
レントゲンや痛み具合に問題がなければ、
そこからいよいよ、
スポーツ選手であれば復帰に向けた、
負荷をかけていくことになります。

  • つま先立ちの練習
  • ジョギング
  • ランニング
  • ダッシュ
  • 方向転換、カッティング
  • 実践練習

とおおまかにですが、
段階を踏んでいく必要があります。

間違ってもいきなり、実践練習に入ってみる、
練習にフル参加してみる
なんとことは避けないといけません。

そして、全治2ヶ月くらいで復帰

これがある程度、重症、ただ
手術はしない場合の流れと注意点になります。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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骨折は最初の2週間が勝負!


骨折の治療は骨がくっつきだしてしまうまでの最初の2週間で成否が決まると言っても過言ではありません。

納得いく治療を受けていただくために、こちらの記事を一度お読みください。

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どうしても多くの患者さんを拝見している中で時間をかけて人1人と向き合う時間がないのが悩みですが、それでも、患者さんの希望を、理想的にはゴールをできるだけ掴んで、お手伝いできること、提供できることを常に探しながら診療しております。

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