肋骨骨折の全治までの期間について専門医が考察する

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歌島 大輔

歌島 大輔

スポーツ整形外科医師(非常勤)さくら通り整形外科
スポーツ整形外科専門医師(川崎市立井田病院・景翠会 金沢病院・さくら通り整形外科 各非常勤医師)として外来診療・手術を行っている。ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

今回は肋骨骨折の全治について、

それは日常生活で問題なくなることだったり、
仕事に完全復帰することだったり、
スポーツ競技に完全復帰することだったりしますが、

その肋骨骨折の全治について、
専門医の立場から総合的に考察してみたいと思います。

 

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

肋骨骨折の全治の定義を2つに分ける

全治という言葉、
スポーツ新聞などでもよく出ますよね。

アスリートがケガをしてしまった際に、
「全治○○ヶ月」
みたいな形で。

それは主に、
そのアスリートが試合に復帰するまでの期間を表します。

しかし、これは、
本当に治った状態ではないこともあります。

骨であれば、完全にくっついたわけではないが、
試合に復帰せざるを得なく、復帰する
と言うこともあります。

そこで、
全治をスポーツ復帰までの全治と、
骨折がくっついて、ほぼ元通りと言っていい、
ホントの全治

に分けて考えたいと思います。

スポーツ復帰までの全治は骨折の程度によっては早いことも

肋骨骨折の場合は

こちらの治療の記事

肋骨骨折の治療期間は?完治するのか? 専門医解説

2016.10.07

にあるように、痛みを抑える治療がメインになります。

逆に言うと、
痛みを我慢すれば、できることもあるということです。

こちらの記事にあるような

肋骨骨折を放置してはいけない3つの理由

2016.09.28

肺の損傷や、骨がくっつかないなどの
重大な合併症のリスクとのかねあいで

常に慎重なケア、観察が必要になりますが、

骨折部のズレがほとんどなく、
不安定性が少ないということを前提に、

バストバンドをやりながら、
鎮痛剤を内服しながら、

試合に2週間程度で復帰する。

そういうこともスポーツによってはあります。
もっと早いこともありますが、
やはり勧められたものではありません。

ホントの全治はかなり長い

ホントのホントの全治というのは、
骨が新陳代謝を繰り返して、
元通りに近い強度になったときですから、
3ヶ月以上かかることもままあります。

ただ、症状をベースに考えると、
1-2ヶ月で、ほとんど症状がなく、
スポーツなどもできてしまう状況になることが多いです。

こちらの治療も含めた期間の解説記事も
ご参照いただければと思います。

肋骨骨折の治療期間は?完治するのか? 専門医解説

2016.10.07

 

主治医のお話をよくきいて、
わからないことは積極的に質問しながら、

めざすゴールを描きながら治療していただければと思います。

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骨折は最初の2週間が勝負!


骨折の治療は骨がくっつきだしてしまうまでの最初の2週間で成否が決まると言っても過言ではありません。

納得いく治療を受けていただくために、こちらの記事を一度お読みください。

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どうしても多くの患者さんを拝見している中で時間をかけて人1人と向き合う時間がないのが悩みですが、それでも、患者さんの希望を、理想的にはゴールをできるだけ掴んで、お手伝いできること、提供できることを常に探しながら診療しております。

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歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師(川崎市立井田病院・景翠会 金沢病院・さくら通り整形外科 各非常勤医師)として外来診療・手術を行っている。ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。