足首骨折の多彩な症状は痛み以外にもこの5つをチェック!

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歌島 大輔

歌島 大輔

スポーツ整形外科医師(非常勤)さくら通り整形外科
スポーツ整形外科専門医師(川崎市立井田病院・景翠会 金沢病院・さくら通り整形外科 各非常勤医師)として外来診療・手術を行っている。ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

足首を骨折してしまったのか?
それとも捻挫や打撲の痛みなのか?

今の症状はどうなんだろう?

そういう心配をすることはありますよね。
当然のことながら
骨折をすれば痛みが出ますが、
捻挫や打撲も強いものは、相当痛いですよね。

歩けないこともあります。

これは骨折なのか、
骨折ではないのか?

今日はそのチェックポイントをお伝えしたいと思います。
ただ、一番大切なことは、
骨折でも捻挫でも、
まずは整形外科の診察を受けるということ
それは必ずやってください。

レントゲンを撮れば、明らかな骨折はすぐにわかりますし、
はっきりしないわずかなヒビも、
しっかりと医師が触れて、診察すれば、
より正確に安心できるか否かを判断できます。

足首の骨折の痛みは捻挫や打撲より大きい?

まず、一般的なイメージにあると思いますが、
痛みの程度ですよね。

骨折の方が痛いと思う人がほとんどだと思います。
まあ、実際、そうですね。

平均をとれば、骨折の方が痛いはずです。

ただ、重症の捻挫と、
ほとんどずれていない骨折では、

重症の捻挫の方が痛いというケースは十分にあり得ます。
つまり、痛みの程度だけでは判断は難しいということですね。
それ以外のチェックポイントは以下の4つです。

  1. 内出血(皮下血腫)
  2. 腫れ具合(腫脹)
  3. 押して痛い場所(圧痛部位)
  4. 歩けるか(荷重時痛)

足首の骨折の症状チェックポイント1.内出血(皮下血腫)

Bruised ankle after tripping over and twisting on right hairy foot on blue background.

まず内出血です。

骨は非常に血流に富んだ組織です。
骨は外側のかたい殻である皮質と、
内側の柔らかい部位である骨髄がありますが、
骨髄は血流が豊富です。

小さいお子様で緊急時に点滴ができないときに、
骨の骨髄にお薬を投与するくらい
血の巡りがいいところです。
ということは、折れると、
骨は出血します。

大腿骨という太ももの骨が折れると、
1L以上の出血をすることも稀ではありません。

そういう意味では、
内出血が多ければ、
骨折を疑いたくなりますが、

足首の捻挫で傷つく、
靱帯やその周囲からも結構な出血をします。

そのため、足首の捻挫も内出血はあります。

足首の骨折の症状チェックポイント2.腫れ具合(腫脹)

Broken ankle of a person isolated on white background

次は腫れ具合ですね。

これもイメージ通りで、
一般的には骨折の方が腫れます。

ただ、重症な捻挫の腫れ具合も相当なものですよね。
なかなか、決め手はないようです。

足首の骨折の症状チェックポイント3.押して痛い(圧痛部位)

Ankle sprain.Female holding hand to spot of Ankle pain on white background.

押して痛い場所は結構重要です。

よく折れてしまうのが
足首の外くるぶしと内くるぶしですが、

それぞれのくるぶしの骨の真ん中を押して痛いのか、
それとも前や後ろ、下の端っこや、
その先の柔らかいところが痛いのか、

その押して痛い部位の最強点
探します。

その最強点が
骨の中央にあって、
柔らかいところにはあまりなければ、
骨折が疑わしいということになります。

ただ、靱帯は骨にくっついていますから、
靱帯損傷である捻挫でも、
骨を押しての痛みがあることは多いです。

 

そのため、骨の中でもどこに最強点があるのか、
その分布をさぐることが大切です。

足首の骨折の症状チェックポイント4.歩けるか(荷重時痛)

最後のポイントが歩けるかどうかです。

骨が折れていると、
さすがに多くのケースで
歩けないほど痛いです。

重症の捻挫でも歩けないほど痛いので、
決め手には欠けるわけですが、

 

例えば、
重症の捻挫では腫れも内出血もかなり強いはずなのに、
そこまで強い腫れや内出血ではない、
でも、骨は中心を最強点として圧痛点があり、
そして、歩けないほど痛い

とすれば、

ズレがほとんどない骨折

を強く疑います。
そんな感じで、この

1.痛み
2.内出血(皮下血腫)
3.腫れ具合(腫脹)
4.押して痛い場所(圧痛部位)
5.歩けるか(荷重時痛)

5つのチェックポイントを総合的に判断し、

 

骨折が疑わしいか否かを判断することになります。
最後に繰り返しますが、
骨折でも捻挫でも、
まずは整形外科の診察を受けるということ
それは必ずやってください。

僕ら整形外科医も、
これらのチェックポイントをプロの目で判断しつつも、
レントゲンを撮ってみたら、
想定外であったことはあります。

ぜひ、一度受診をしてくださいね。

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